TwitterのTLには新社会人の嘆き、先輩社員の嘆きがズラズラ流れてきます。春の風物詩。
転勤が嫌だから、思ってたんと違うから、聞いても教えてくれないから、仕事が多すぎるから…
本日は4月の11日ですが、この数日で…?……??と思わないこともないけど、とにかく3年はやってみろ云々はもう令和ちゃんには合わないですかね。令和ちゃんにはサクサク次行くコッカラッスの精神が似合う(?)。
そんなサクサク次行けるバイタリティ溢れる新卒は全然問題なくて、暇な生保レディが気にして止まないのは、精神を病み体調を崩し鬱等の診断書をもらって退職することになった新卒です。元気だけどとにかく辞めたいから鬱の診断書もらってきて印籠みたくこれが目に入らぬかぁ〜で退職しよう!みたいな短絡的バカは含みません。
私の担当する職域では、5月の連休までに退職する新卒は3割を超えていると言われています。これブログで前にも書いたので内容かぶってたらスマンです。これは新卒に限らずですが、あまりの激務で鬱になる人も多い業種です。私の知る範囲ですが、次も決まらぬままとにかく辞めるってケースも何件かあり、それほどハードな環境なんだと思います。
ただ生命保険的には鬱ってその後数年に渡って絶望的じゃないですか。特別条件がついて保険料が新卒の若さとは思えぬ高額になるとか、とにかく「その年齢で入れる最高の内容」ではなくなるじゃないですか。保障内容や診断書の内容や経過年数等にもよりますが、私の経験では謝絶(加入お断り)がほとんどで、特別条件で収まるケースの方が少ないです。(ちなみに診断書を書いてもらってなくても、抗うつ剤等の薬を処方してもらった場合は医師から告知されてなくても病名がついているそうです。ふつうの病気とかでもそうだもんね。教えてくれた方ありがとうございます。さらにちなみに薬の処方がなくてもメンタルクリニックに相談に行ったという程度でも保険加入の際には告知が必要です。このケースで特別条件になった方もいます。)
なのでこの時期は、とにかく新卒の方にはやくアプローチするべし、5月までにお預かりするべしというのが私の支社の方針です。
新卒対策とか新卒計画なんていうと世の新卒の方々がなんか複雑な思いになるかもしれないので、ここではプロジェクトSとします(たぶん意味ないけど)。
3月に管理職に新卒の人数を伺って人数を把握し、お祝い品の発注をしておくところから始まるプロジェクトS。この時、支社のほぼ全てのメンバーがこう思っている。「今年も始まってしまった…」と。職域を担当するメンバーにとって新年度の始まりは決算締め翌日ではなく、職域に新卒確認のテレアポをする日である。こんなこと言うとメンバーの名誉が保たれないので言い換えるが、少なくとも私はこうである。締め翌日からこの日まではまあまあぼーっとしてる。
プロジェクトSはとにかくミーティングが多い。アホほど多忙な新卒の方がこんな忙しいのに保険屋と話してるなんて職場で後ろ指さされないように管理職や指導担当に配慮しよう、とはいえいかに短い時間でわかりやすく話せるように一般向けとは話し方変えよう、いやできれば休日に外か自宅かオンラインでゆっくり話せた方がいいだろ、それができればやっとるわ、そもそも忙しくて保険の話は5月の連休明けにしてくれとかお盆休みにしてくれとか言われてるわ等、熱く意見(愚痴)交換しています。
私の支社はプロジェクトSのおかげでかなりやり方が確立されてきましたが、やっぱり一番は職域の管理職や先輩の方が我々に好意的でいてくださることです。「保険のことはしっかり聞いておきなね」なんて新卒に言ってくださる方だったりするともうかなり…かなりスムーズです。
時代は令和なので、仕事なんてYouTuberでもUberでもいくらでもあるかもしれないし、もちろんそう励ますのが間違いとは全く思わないですが、鬱で病院に行った、診断書もらった、薬もらったというのは生命保険においては足枷になります。ということは家を買うときのローンの団体信用生命保険も同じくだし、ライフプランに大きく影響してしまいます。鬱になる前に入っていた生命保険があるかないかはかなり大きい違いになるのではと思うので、もし今の仕事が精神的にしんどくて鬱の診断書もらおうかなって少しでも考えている人に伝わると嬉しいです。決してどんなにつらくても病院行くなとか辞めるなとかいうことではないぞ!
つきましてはあらゆる職場の管理職ならびに先輩社員の皆さんに、新卒は若いし独身だし保険はまだいい!生保レディからは飴ちゃんだけもらう!とならずに、自分の職場の新卒の離職率どんなだっけな、あっこれはちょっと新卒も保険の話聞く必要あるかもしれんな、と思って頂けるとマンモスウレピー♡のでそこが伝わるようにがんばります。
ところで私は職域で飴とかチョコとかなんたら新聞とかアンケートとか配ったことありませんが、夏にうちわと冬にカレンダーは配ります。あとはお客様に年に一回の活動報告書の郵送だけです。シンプルに準備が大変だから…
みんな本当は飴ほしいんかな…